水の畔に立つ建築:食育複合施設

クライアントは、鶴岡のとある土地に上質な水を見つけました。
そこに食育をメインテーマとした複合施設を作ろうという計画です。
周囲には高い建物もなく、フラットな大地の先に鳥海山をはじめとする庄内の山々が見渡せるという環境。
視線が360拡がるという事は、逆にどこからも見られる計画地であるという事。
その場合、表裏感が少ない建物の方がこの土地には合っているのではないかと考え
全体計画を円でまとめるという選択をしています。

とりわけ風景の良いエリアは、庄内のアイコンと言える鳥海山・月山・金峰山に引いた軸線を頼りに観光系の諸室を配置しています。